MERIDA クロスウェイのホイール様子見修理→交換

メリダのクロスバイクを通勤でバリバリ乗る方がスポーク折れでお持ち込み。

元々のホイールはペアスポーク組の仕様で、スポーク折れなどでリムがゆがむとスポークテンションが狂いやすいです。

今回も2度目のご来店で実は前回一度スポークを修理していますが、その時の修理では縦横にかなりの歪みがでていて、リム交換をオススメしたくなってしまう状態でした。

テンションメーターで確認しながら仕上げてみたものの、ホイールの振れは収まったが左右テンションが一部の部分でずれ始めました。

一旦お返ししましたが悪化するようであれば、リムを均等穴間隔タイプへの編み替えをご案内。

数日後再来店されてやっぱりブレーキシューに接触する様子なので、その場は応急処置で納めて再発する前に前後ホイールのグレードアップでお話がまとまりました。

さて悩ましい問題がいくつか。

このメリダクロスウェイシリーズはリアエンド幅は135mm、流通している完組ホイールのほとんどはロード仕様のリアエンド幅130mm用。

135のフレームに130ホイールをスペーサーで調節なんてのは論外、チェーンラインがずれてチェーンが外れやすくなる可能性が上がります。

今回のお客様はしっかりとした物でグレードアップの話もいただいていたため、予算内でパーツを吟味して何とか調達。

リムはロード用リムでは老舗のイタリアンメーカー”ambrosio(アンブロッシオ)”のエボリューション。

赤と緑が有り赤を取り寄せ。

リアハブはシマノのDEOREグレードのディスク対応ハブ、FH-M6000。

昨今のシマノパーツの供給不足と別問題で、改めて探してみると少ないんですよ、クイックレバー対応の135mmリアフリーハブ。

手ごろな価格で品質も良いシマノさんがなくなってしまうと、急に価格が上がってしまうので困りものです。

通常であればハブとリムがそろって実際に計測後スポーク長を算出、必要数を問屋さんに注文の流れですが、リムとハブがそろったのが土曜日なので、お店のストックスポークからカットマシンで切り出して、スポークを作成。

フロントハブはしばらく入荷しないため、まずは後側のみ交換でお返し。