これは本気のルイガノ
少し前にルイガノのカスタマイズMTBのメンテナンスをお任せいただいて、
再びルイガノMTBのメンテナンスのご依頼。
見たときに絶句しました。
もう本気も本気。
気合の入ったカスタマイズが施されていました。
- フルXTR
- MAGURAのサスペンション
- トムソンやクロマグのパーツも華を添え
- 足元はクランクブラザーズのコバルト
何かの大会とか出てたんですか?
聞けば友人から譲ってもらったと・・・。
いいなぁ~
引き継いだお客様がこれから乗るために、全体的なメンテナンスのお持ち込みでした。
作業内容は以下の通り
- 洗車+全体チェック+調整
- 前後油圧ディスクブレーキのオイル入れ替え
- ブレーキパッド交換
- 前後ホイールフレ取り+テンション調整
- 前後チューブレスタイヤの交換
盛りだくさんの内容
ささっと汚れを落として、ワックス掛けて
まずはホイール関連から全体のバランスが初期値よりずれているのを修正して、ホイールの歪み取り。
(ペアスポークの為調整が非常に難しい。)
新しいタイヤは普段の街乗りも幾分考慮して、マキシスのクロスマーク。
舗装路面で走りが軽くなるセンターリッジ(中央の連続したトレッド部分)を強調。
いまでは少ない純粋なチューブレスホイールのコバルト
”レディ”でないため、純粋なチューブレスタイヤであればシーラントも不要ですが、クロスマークはチューブレスレディ。シーラント有りで仕上げます。
チューブレスレディのシーラント注入の為、仏式バルブのコアも外れるのが当たり前ですが、完全チューブレスで活用していたこのホイールはバルブコアが抜けない一体型。
一度コンプレッサーで空気を入れ、リムとタイヤビードを勘合させた後一部分だけタイヤビードを落として、
すきまからシーラントを注入。
悪戦苦闘しながらチューブレス化終了。(確認の為、一日様子見)
ブレーキパッドを入れ替える前に古いオイルを押し出して、新しいオイルでブリーディング。
油圧関連は次の日にもう一度確認して、オイル漏れやエア噛みがないかをチェックして
終了。
と試走してみるとリアハブのフリーギアの動きが悪い。
お客様に連絡後了承を頂けたので追加で修理。
フリーボディを引き抜いてリアハブを分解後見つかった原因は
ハブ体側のゴムシール、わずかに外周がささくれていて引っかかっていた。
正しい対応はハブのシールセットなりを取り寄せて交換ですが、試しに裏表入れ替えて試してみると
ホイールの回転は改善したため、今回はローコスト修理でしばらく様子見。
実際フリーボディ側にも同サイズのゴムシールがあるため、問題ないかも?
今後再来店時にはチェックさせていただきます。