ペダルからのカチカチ音
自転車ではトラブルの起こり始めとして、気づきやすいいつもと違う音。
タイヤに何かがこすれていたりした時もなります。なったりならなかったりする事も多く、様々な修理を経験していても原因の特定に時間がかかる事も多いです。
今回は通勤型ママチャリを乗られていて、ペダルを踏むと「カチ、カチ」と鳴ってしまう内容。
最初に疑うのはペダル・クランク・ボトムブラケット。
疑う順序は安く修理できる順で探します。
ペダル・・・締めなおして改善せず
クランク・・・しっかりと固定されてる
一番修理費用が高くなりやすいボトムブラケットが犯人でした。
使える交換パーツがなかったので、その日は元に戻して後日パーツを手配後開いてみました。
車体からチェーンガード、左右クランクを外し、取り出したボトムブラケットは。
ベアリングを保持するリテーナーがばくはつしていました。
取り出したボールベアリングも鋼鉄球がいびつにつぶれるほどのダメージ。
なるべく安く修理であれば、同じ物の新しいパーツで入れ替えますが、私のオススメで今よりもっと強さのあるパーツへ入れ替え。
カートリッジボトムブラケット
日常使用のママチャリでも少しづつ増えてきましたこのカートリッジ式ボトムブラケットは、ベアリング・クランク軸がそれぞれ結合されて強くなり、ベアリングの密閉性も上がりメンテナンス頻度も減ります。
当店でも多くのメンテナンスアップグレードでボトムブラケットを入れ替えてきましたが、ママチャリの規格は少し特殊で選択肢が少なめです。
とりあえず、カートリッジ式であれば◎と考えても良いです。
交換が終わってしまうと主張が控えめであまり目立たないですが、安心感があります。