コルナゴ Master PIU レストモッド
google先生によると1988年前後に作られていた様子。
現行のMaster X-LIGHTの流れにつながる、Master PIU。
持ち込んでいただいたお客様も購入された当時は峠も含め、あちこちを走り回っていたとのこと。
しかし年月が経ち、攻めのサイクリングからエンジョイサイクリングへ趣向が移り、乗ることが少なくなり最近は以前持ち込んでオーバーホールをしたカーボンバイクのGUSUTOを良く乗っていたそうです。
今も昔もコルナゴのMasterはクロモリといえどレーサー。
1980年台であれば、「俺に乗りたきゃ鍛えてくるんだ」くらい硬派なロードレーサーだったと思います。
試しに試乗させていただいたら、現代のロードレーサーと違い軽やかさが少なく、とてもどっしりとした乗り心地でした。
このまま乗る機会が少なくなっては非常にもったいない+使用しているチューブラータイヤがスローパンク気味なこともあり。
前回のGUSUTOに続きこちらのレストモッドをお任せいただいた。
ひとまず乗りやすくするため、チューブラータイヤの幅をフレームの許す限り太い物で交換。
- タイヤはなるべく太目
- 軽量よりも丈夫なタイプ
- 中身のチューブはラテックスでなくブチル
当店取り扱いの中でメーカーさんに丁度良い物が残っていたので調達。
パナレーサー RACE C EVO2
耐パンク性能を強化して厚めなナイロンケーシングとタイヤトレッド、中身のチューブもラテックスでなくパナレーサーの薄目ブチルチューブのR’AIRで空気保持性もUP。
装着前に古いタイヤをはがし、リムにこびりついた思い出を除去。
アルミリムだからできるリムセメントリセット、マイナスドライバーガリガリ法
指で触って凹凸がなくなるようにセメントクリーナーで仕上げ。
リムの準備ができたら、タイヤをリムに仮付けして24時間かけてタイヤ伸ばし。
貼り付けはチューブラーテープで。
貼り付け後センター出し、硬化を待ってかんせ~い。
お渡し後しばらくしてお礼の品までいただいてしまったので、インプレッションは上々のご様子。
ギア周りが当時のPCD130で漢ギア仕様なのもその内どうにかしたい所。